HIS、虎ノ門の本社社屋を325億円で譲渡・賃借へ、手元資金の確保

エイチ・アイ・エス(HIS)は2021年6月30日、本社社屋の譲渡と賃借(セールス・アンド・リースバック)を同日開催の取締役会で決議した。SMFLみらいパートナーズと7月30日頃をめどに契約を結ぶ。場所は虎ノ門の東京ワールドゲート神谷町トラストタワー4、5階で、譲渡額は325億円。コロナ禍が海外旅行を主力とするHISの経営を直撃するなか、保有資産を譲渡することで、手元の資金を確保して財務基盤の安定化を図る。

リース期間は2021年7月から2041年6月の20年間の予定。今後は、信託受益権を譲渡したうえで、所定の賃料を支払って賃借する。最終の契約内容は交渉中で、リース料総額は非公開としている。

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