グーグルは、日本を含むアジア太平洋とヨーロッパで、各地域に特化した「Travel Insights with Google」の提供を始めた。米国でも本格的に開始している。このツールは、世界のグーグル検索からのデータをもとに、リアルタイムの旅行需要を分析するもの。昨年12月にはアジア太平洋で試験的な運用を始めていた。
Travel Insights with Googleのツールは2つ。「Destination Insights」では、主に旅行事業者、政府、観光局向けに、各国ごとの市場需要動向を示し、「Hotel Insights」では宿泊施設向けにホテルに関する検索トレンドを提供する。
また、Destination Insightsでは、新たに過去84日間のデータに基づいた「Focusing Facts」機能も追加。これにより、「世界で最も急成長している目的地」「最もインバウンドに関心のある国」「需要の高い都市」などがひと目で分かるようになった。