航空機メーカー大手のボーイング社は、最新の航空機需要予測を発表した。今後、ワクチン接種が世界的に進むことで、各国が入国規制を緩和・解除すると見込まれることから、国際長距離路線の旅客需要は2023年から2024年にかけてコロナ前の水準に回復すると予測。そのうえで、2030年までの10年間の新造旅客機の需要は1万9000機、受注額にすると3.2兆ドル(約352兆円)に達すると予測した。
また、2040年までの20年間では、4万3500機を超え、受注額は7.2兆ドル(約792億円)と見込む。これは、昨年発表の予測から約500機増加したことになる。
特に、越境ECが拡大するなか、新造貨物機の需要が増加。2040年には世界で運航される貨物機の数はコロナ前よりも70%ほど増えると予測している。
※ドル円換算は1ドル110円でトラベルボイス編集部が算出