JALグループは、2022年3月期の通期業績について、1460億円の当期損失になる予測を発表した。昨年度に続き2期連続の赤字になる見込み。
国内旅客需要は10月から今期末にかけての回復は力強いとする一方で、国際旅客の需要の本格的な回復には時間がかかると予測。売上収益については、国際貨物事業での増収や費用削減の取り組みを進めることで、前年度比59.2%増の7660億円を見込む。
第2四半期(2021年4月~9月)の売上収益は、前年同期比49.2%増の2906億円。コロナ前の2019年度同期比では引き続き61.2%減となった。旅客需要は総じて厳しい状況が続いたが、国際貨物は好調に推移した。
売上収益の内訳は、国際旅客が同225%増の298億円(2019年度同期比89.1%減)、国内旅客が同29.1%増の899億円(同68.5%減)、貨物郵便が同84%増の983億円(同117.8%増)。
第2四半期の純損失は前年同期の1612億円から1049億円に改善した。2019年第2四半期には541億円の純利益をあげていた。