ユナイテッド航空、世界初のSAF100%燃料で定期便を運航、温室効果ガス削減プログラムに郵船やメタも参画

ユナイテッド航空は2021年12月1日、シカゴ発ワシントンDC着の定期便を100%SAF (持続可能な航空燃料)で運航した。ANAやJALなど主要航空会社もSAFを利用した定期便運航の実証を始めているが、従来の航空燃料を混合させており、100%SAFによる運航はユナイテッド航空が初めてとなる。

使用した機材は、CFMインターナショナルのエンジンを搭載したボーイング737MAX8。2基のエンジンのうち、1基に500ガロンのSAF、もう1基に従来の航空燃料を搭載することで、2つのエンジンの稼働に違いがないことを確認した。

また、ユナイテッド航空は、同航空が進める法人向け温室効果ガス削減プログラム「エコ・スカイズ・アライアンス」に新たに12社が加わったと発表した。日本の郵船ロジスティックスのほか、社名変更したばかりのメタ(Meta、フェイスブック)、セールスフォース、ビザ、マイクロソフトなどが参画。プログラムへの参画企業は計30社となった。

このプログラムは2021年4月に立ち上げられ、今年だけで700万ガロンのSAFが購入された。SAFを利用すると、従来の航空燃料と比較して、生産、調達、運用までのライフサイクルをベースとして、およそ80%の温室効果ガスの削減効果があると言われている。

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