米観光産業メディア「フォーカスワイヤ」によると、バーチャルルームサービスを展開するスタートアップの「バトラー・ホスピタリティ(Butler Hospitality)」が3500万ドル(約40億円)資金調達に成功した。
バトラーは、ホテルのレストラン厨房から、別のレストランのない近隣ホテルの部屋にルームサービスとして料理を届ける「ゴースト・キッチン」と呼ばれるサービスを展開。2016年にニューヨークで設立され、米観光産業で注目を集めた。
現在、シカゴ、マイアミ、サンフランシスコ、ワシントンDC、ニュージャージーにサービスを拡大。2022年にはボストン、ダラス、ヒューストン、ロサンゼルス、フィラデルフィア、ピッバーグでサービスを開始する計画。
バトラーは、今回調達する資金を使って、ヒルトン、マリオット・インターナショナル、ハイアット、インターコンチネンタル・ホテル・グループなどの大手ホテルチェーンと提携し、新たなダイニングサービスを立ち上げるとしている。
※ドル円換算は1ドル114円でトラベルボイス編集部が算出