世界の旅行会社がフィンテック投資に意欲、「旅行体験の改善」を重視、決済方法の改善も優先事項に

アマデウスが実施した「旅行フィンテックへの投資」に関する調査によると、今後、世界で旅行需要が回復していくなかで、回答者の10人に9人がフィンテックや決済ソリューションに対する優先度は高いと回答した。

また、2022年のフィンテックへの投資について、80%の旅行会社が増やすと回答。そのうちの3分の1が2019年と同等レベルの投資を考えており、50%が投資を増やすと答えた。さらに今後の旅行需要の回復に備えて投資を進めると答えた旅行会社は70%にも及んだ。

フィンテック投資の目的については、最も多かった回答が「旅行体験の改善」。次いで「支払いでの収益を増やす」となった。

多くの旅行会社が2022年中に既存の決済方法の改善に取り組むと答え、そのうち61%が代替支払方法(APM)の導入、46%が顧客認証の強化、44%が不正対策を優先事項として挙げた。

一方、新規の決済方法では、47%がNDCでの決済、36%が後払い決済(BNPL)、34%がマルチ通貨による価格設定、31%がチャージバック管理を重視すると回答。また、仮想通貨による決済を挙げた企業は最も少なかったが、それでも14%が2022年中にその分野での投資を進めると回答した。

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