今年、還暦迎える1962年生まれ、リベンジ消費は「旅行」がトップ、退職金の使い道は「預貯金」がダントツ

PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険)は2022年に還暦を迎える1962年生まれの男女を対象に「2022年の還暦人に関する調査」を実施した。その結果によると、退職金の使い道やコロナ後のリベンジ消費で「旅行」の意欲が高いことがわかった。調査は2022年4月7~11日に実施し、有効サンプルは2000名。なお、今年還暦を迎える1962年生まれの男女は153万人に上る。

これによると、2022年の還暦人の貯蓄金額は過去最高の3122万(前年比96万円増)。PGF生命では、コロナ禍による将来不安から家計の貯蓄性向が高まっていると分析している。一方、最も多かった回答は「100万円未満」で全体の23%。約4割が「500万円未満」となり、貯蓄格差が顕著に表れる結果となった。

また、60歳以降の人生で必要だと思う金額について聞いたところ、「生活費として最低限必要だと思う金額(ひと月あたり)」は平均18万7463円。「ゆとりのある生活を送るために必要だと思う金額(ひと月あたり)」は平均27万2635円となった。

還暦祝いで「嬉しい」と感じるイベントや行為では、「一緒に旅行」が最も多く26.2%。男女別では、女性が31.7%と男性の20.6%を大きく上回った。また、「嬉しい」と感じるプレゼントでは、「旅行券」が13.5%で2位。トップは「現金」(22.2%)だった。

報道資料より退職金の使い道については、「預貯金」が67.2%で突出して高くなったが、「国内旅行」(16.6%)と「海外旅行」(7.2%)も上位10位に入った。「住宅リフォーム」(11.2%)、「自動車購入」(7.5%)、子・孫へのプレゼント(5.9%)なども挙がった。

報道資料よりこのほか、「叶えたい夢や目標」のトップは「旅行をする(日本一周・世界一周除く)」がダントツで、4位に「日本一周・世界一周をする」が入った。また、コロナ収束後に行いたいリベンジ消費も「旅行」がトップ。旅行にかける金額は平均24万7000円になるとこもわかった。次いで「食事」「ライブ・コンサート」の順となった。

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