米国では2022年9月5日のレイバーデー(労働者の日)を含めた9月最初の週末に、空港保安検査場を通過した旅行者が、新型コロナ発生以来初めて2019年同時期を上回った。米国運輸保安局(TSA)によると、4日間の合計は870万人を超え、そのうち金曜日は最も多く248万人に達したという。
夏のバケショーンシーズンが始まった当初は、人手不足による空港運営の混乱が見られたが、追跡サービスのフライトアウェアによると、金曜日から月曜日にかけてキャンセルされた米国航空会社の便数は約640便で、全体の0.6%にとどまった。また、遅延も減少しているという。
なお、TSAによると、金曜日から月曜日にかけて、乗客の手荷物から見つかった銃の数は67丁。今年は1日平均17.3丁も多くなっているという。この傾向が続けば、2022年は昨年の記録を破る5972丁に達する恐れがあるとしている。