ホテルなどのキャンセル料を請求から回収まで自動化、次回のクーポン発行もできる新サービス、元Cansell創業者が立ち上げ

Payn社は、ホテルやレストランなどでのキャンセル料の請求業務をデジタル化する「Payn(ペイン)」のベータ版をリリースした。

Payn社の創業者でCEOは、宿泊の権利を個人間で売買するマーケットプレイス「Cansell(キャンセル)」を立ち上げた山下恭平氏。Cansellはコロナ禍で宿泊需要が大幅に減退したことで、2022年3月にサービスを終了していた。

Payn社は、ジェネシア・ベンチャーズ、Gazelle Capitalを引受先とする総額9000万円の資金調達も実施。今回調達した資金をもとに、正式版リリースに向けたプロダクト開発や営業、サポート体制構築のための人材採用を進めていく。

ホテルやレストランなどの業界では、無断キャンセル(ノーショー)や、キャンセル料請求の業務負担、未払いなど問題が発生していることから、デジタル化することで簡単に請求・管理する仕組みを構築した。

Payn社によると、請求業務は1分ほどの操作で請求からリマインド、回収まで全て自動化。現在の請求状況などは専用の管理画面で全て一元管理することができ、スタッフ間の情報共有もスムーズになるという。また、キャンセル料を支払った人に対して次回の来店クーポンなどを発行することも可能にした。

初期費用や月額費用など導入費用は不要。回収できた場合にのみ手数料を徴収する。

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