サービス産業生産性協議会は、2022年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第3回調査(調査期間2022年8〜9月)として、旅行、国内長距離交通、エンターテイメントを含む10業種の顧客満足度を発表した。
対象10業種の満足度の比較では、1位がエンターテイメント、2位が旅行、3位が国内長距離交通となり、観光関連の業種が上位を占めた。ただし、旅行とエンターテイメントは2021年度から2022年度にかけて、スコアは低下した。
業種別では、旅行分野は2022年度もジャルパックが1位に。次いで、一休.com、阪急交通社、JTB、ANAトラベラーズの順で続いた。旅行分野は全体では2021年度比でスコアを落としたものの、上位3社は上昇した。
国内長距離交通では、スカイマークが2年ぶりに1位。次いで、2位にスターフライヤー、3位には最下位から順位を上げたソラシドエアが入った。
エンターテイメントでは、1位に劇団四季、2位に宝塚歌劇団、3位に東京ディズニーリゾートが入った。このうち、東京ディズニーランドは前回から約5ポイント下落した。
調査対象となった企業は78企業・ブランド。そのうち旅行、国際航空、国内長距離交通の対象企業は以下の通り。
- 旅行部門(12企業・ブランド):一休.com、ANAトラベラーズ、HIS、近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム、JTB、じゃらんnet、ジャルパック、日本旅行、阪急交通社、楽天トラベル、るるぶトラベル
- 国内長距離交通部門(13企業・ブランド)
国内航空:AIR DO、ANA、ジェットスター・ジャパン、JAL、スカイマーク、スターフライヤー、ソラシドエア、Peach Aviation
新幹線:九州新幹線、山陽新幹線、東海道新幹線、東北新幹線、北陸新幹線
- エンターテイメント(5企業・ブランド):劇団四季、宝塚歌劇団、東京ディズニーリゾート、ナガシマリゾート、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン