日本電信電話(NTT)と西日本電信電話(NTT西日本)香川支店、男木島研究所、ケノヒは、「男木島(おぎじま)」メタバースによる関係人口創出・拡大を目指す「TENGUN Ogijimaプロジェクト」の共同検討を開始した。
男木島は香川県の高松港から8キロメートルの沖合に位置する人口160名ほどの小さな村。NTTグループが研究開発を進める3D点群データに代表される現地で計測した膨大な情報をもとに、没入感の高いフォトリアルなサイバー空間として再現。同空間を介し、現地の豊かな自然や島民の人との触れ合いを通し、島での生活をリアルに体感してもらうことで関係人口創出を図るとともに、男木島をはじめとする離島地域が抱える教育や医療などさまざまな課題解決を目指す。
NTTグループは、高速大容量通信、膨大な計算リソースなどを提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤を築く「IOWN構想」を提唱。同プロジェクトでは、IWON構想のもと、リアル世界とサイバー世界それぞれの体験をシームレスにつなげることが可能な新たなコミュニケーション基盤の社会実装により、関係人口の創出・拡大に取り組む。現地関係者とともに、同空間の具体的な活用方法を検討し、可能性やビジネスモデルを検証、早期の社会実装を目指す。