日本政府観光局(JNTO)によると、2022年11月の日本人出国者数(推計値)は37万9200人で、前月(34万9557人)からわずか3万人弱の増加にとどまった。10月11日からの入国者数の上限撤廃後、円安や燃油高騰などによって海外旅行が期待ほど回復していないという旅行業界関係者の声が上がっていたが、それが日本人出国者数の統計にも表れたようだ。
日本発の国際線実績(航空データ:OAG社)を見ると、国内主要空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)を出発した国際線の便数は前年比215.6%増の8741便、座席数は204.3%増の205万8746便。便数、座席数とも3倍の増加となっている。
なお、11月の日本人出国者数を2019年同月と比べると、79.6%減(2019年同月の実数:164万2333人)だった。
直近の日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。