東急は、ホテル・リゾート事業子会社を2023年4月1日付で、新たに「東急ホテルズ&リゾーツ」に再編する。TKホテル準備会社が東急ホテルズの運営機能を吸収分割するとともに、東急シェアリングを吸収合併する。
また、東急ホテルズ&リゾーツの誕生に伴い、東急のホテル・リゾート事業のブランドラインナップも新たに再編。これまでの「東急ホテル」「エクセルホテル東急」「東急REIホテル」の各ブランドに、東急が展開し東急シェアリングが販売・運営を受託する会員制滞在型リゾート「東急バケーションズ」ブランドを加えるほか、新たなブランド群として「DISTINCTIVE SELECTION」 を新設する。
DISTINCTIVE SELECTIONは、一店舗ごとに個別ブランドを設定する「単独型ブランド」とブランド認知の拡大を企図し、複数店舗に展開する「展開型ブランド」で構成。単独型ブランドは、今年5月に東急歌舞伎町タワーで開業を予定している「BELLUSTAR TOKYO」や「HOTEL GROOVE SHINJUKU」のほか、既存の「THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」「ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を展開。
一方、展開型ブランドはライフスタイルホテルとして新設する「STREAM HOTEL」やホテルコンドミニアムの「STORYLINE」で構成。「STREAM HOTEL」では、渋谷ストリームエクセルホテル東急を「SHIBUYA STREAM HOTEL」としてリブランドするとともに、今年開業予定の「札幌すすきの駅前複合開発計画(仮称)」のホテルブランド名を「SAPPORO STREAM HOTEL」に決めた。
東急では、この再編によって、経営・運営機能の分化と特化による各機能の強化を図り、さまざまな事業を展開する東急グループの総合力を活用しながら、収益性の向上を目指す。