米観光産業ニュース「フォーカスワイヤ」によると、イスラエルの顧客体験プラットフォーム企業「Duve」は、OpenAIの「ChatGPT-4」を活用したホテルの宿泊者向けパーソナライゼーションを進めている。今年第2四半期には独自サービスとして「DuveAI」をローンチする予定だ。Duveによると、このソリューションは、宿泊者の宿泊状況データとAIを組み合わせたものだという。
DuveのChatGPT-4の主要コンポーネントは5つ。まず、ホテルは、宿泊者の感情分析と優先順位付によって宿泊者のニーズと緊急性を把握することで、業務管理を改善する。また、スマート自動応答では、宿泊者からの問い合わせに自動応答する。
カスタマイズ提案にも対応。宿泊者からの問い合わせに対して、Duve内に保管されている情報に基づいて、編集可能な応答を提案する。さらに、メッセージ要約機能では、大量のメッセージを要約することで、ホテル側の手間と時間を節約。これによって、より迅速な応答が可能になり、作業効率を向上させる。
なお、オンライン旅行大手エクスペディアとカヤックは、旅行計画作成でOpenAIとのプラグインを実施。また、トリップ・ドットコムはOpenAIのAPIを活用して開発されたアプリ内チャットポット「TripGen」を発表している。
※ドル円換算は1ドル130円でトラベルボイス編集部が算出
※この記事は、世界的な旅行調査フォーカスライト社が運営するニュースメディア「フォーカスワイヤ(PhocusWire)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。
オリジナル記事:DUVE TO LAUNCH CHATGPT TOOL FOR GUEST COMMUNICATIONS