ナビタイム、法人向け音声ナビで発話内容を拡充、ウェブ上でアプリと同等の案内を可能に

ナビタイムジャパンは、法人向けにクラウドベースの音声ナビゲーション「NAVITIME WebNAVI」で音声案内の発話内容を拡充した。ウェブ上でアプリのように詳細な音声ナビゲーションを実現する。

「NAVITIME WebNAVI」は、徒歩・自転車・バイク・車の音声案内付きナビゲーション機能を顧客法人のサービス内に導入できるソリューション。アプリのように専用の開発技術がなくても簡単にウェブブラウザ上で提供できるのが特徴だが、これまで複雑な発話内容を高速で処理することが難しく、音声発話の内容が「右に曲がります」のように簡易な案内となってしまうという課題もあった。

そこで同社は、ウェブブラウザ上でも発話内容をリアルタイムかつ高速に処理できる技術を独自開発。「およそ1キロ先、大橋JCT、左方向、東北道・湾岸線方面です」のように交差点やジャンクションなどの具体的な名称や、「この先、5キロ以上道なりです」といったルートや現在位置によって動的に変化する複雑な内容の音声案内が可能となり、ウェブで動作するナビゲーションでありながら、アプリとほぼ同等の音声ナビゲーションができるようにした。

旅行中などの一時利用が多い観光MaaSなどでもウェブ上ですぐ使え、目的地までの徒歩や自転車などでの移動をシームレスに案内することで、訪問者の利便性向上、店舗や観光施設への集客向上、OSごとのアプリ開発の工数や費用の削減が期待できるとしている。

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