ふるさと納税の返礼品に、棚田での田植え体験、さとふるが拡充、配当米とともに地域活性化の一助に

ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」に、2023年5~6月の田植えシーズンに棚田で農業体験できる返礼品が登場している。同社は、棚田地域の課題解決に向け、農林水産省が創設した「つなぐ棚田遺産オフィシャルサポーター制度」の第1号企業に認定されている。2023年3月時点で29自治体33件の棚田を紹介しており、それぞれの魅力や取り組みとともに、棚田米や、棚田での農業体験ができる返礼品などを掲載することで地域活性化につなげたいとしている。

「さとふる」で紹介されている棚田の一例が、新潟県十日町市池谷・入山集落だ。2004年の中越大地震で大きな被害を受けたが、耕作を復活させるため米作りを続けた村人や、その姿に共感した都市部の若者がともに米作りに取り組んでいる。寄付金額4万1000円の場合、田植えや稲刈りへの参加権、配当米10キロが付く。

また、大分県豊後高田市の国の重要文化的景観に選定されている田染荘小崎の棚田の「荘園領主」は、景観保全と地域住民との交流よる活性化を目的とした制度。寄付金額11万円で、領主には荘園米50キロ、地域交流イベントなどへの招待が含まれる。

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