青森ねぶた祭、NFTと観覧席をセットで、ふるさと納税返礼品に、作品をデジタルで継承、販売金額は製作費の支援に

東北3大祭の一つである青森ねぶた祭に、ペア有料観覧席とNFTをセットしたふるさと納税返礼品が登場した。NFTとともにイベントチケットを付与することで、さまざまな客層に向けて地方へ足を運ぶ機会を創出する。

各種ふるさと納税サイトでのNFT返礼品を企画したのは、地方創生事業を手がけるSOKO LIFE TECHNOLOGY社。2023年8月2日から7日まで6日間開催される青森ねぶた祭は、毎年素晴らしい山車灯籠が登場するが、新しい作品の登場とともに破棄されてきた。今回の企画は、ブロックチェーン技術を活用したNFTを通じて、作品を記録として後世へ残す狙いもある。NFT販売金額の一部が寄付されることで、制作や運行も支援する。

返礼品のNFTは青森山田学園ねぶた会が運行する大型ねぶたの山車の下絵。ねぶた名人として知られる北村隆氏が描いた作品で、ねぶた祭の歴史をデジタルデータにして継承していこうと、そして運行団体が抱える製作費補充を目的に、山車の設計図とも言えるねぶた下絵をNFTにしたという。SOKO LIFE TECHNOLOGY社は「原本は1枚のみで、青森ねぶた祭ファンを増やすことにも貢献したい」としている。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…