世界大手出張管理FCM社のコンサルティング部門であるFCMコンサルティングの最新グローバル・トレンド・レポートによると、世界的にライフスタイル・ホテルの需要が高まっており、宿泊市場全体の復活を後押ししている。ユニークな体験ができるホテルのニーズが高まっており、環境への配慮、ウェルビーイング、交流など、さまざまなサービスに注目が集まっている。
2023年第1四半期の世界のホテル稼働率は、2019年同期比4ポイント減の60.5%まで回復。また、平均客室単価も世界各地で、2022年第4四半期との比較で4~26%上昇した。世界全ての地域で上昇が見られ、特にアジアでは、中国の国境開放を受けて26%上昇している。
平均宿泊料金は東京が1泊294ドル(約4万1000円)で最も高く、シンガポールが1泊269ドル(約3万7700円)、ソウルが1泊239ドル(約3万3500円)、香港が1泊224ドル(約3万1400円)となった。そのほか、中東は22%増、欧州は19%増、南米は12%増、オセアニアは12%増、北米は4%増。
※ドル円換算は1ドル140円でトラベルボイス編集部が算出