観光庁は、2023年7~9月の旅行・観光消費動向調査の速報値を発表した。それによると、日本人の国内旅行消費額は前年同期比15.7%増の6兆2899億円。2019年同期比では6.0%減となった。内訳は宿泊消費額が同17.9%増の5兆1760億円(2019年同期比4.7%減)、日帰り旅行消費額が同6.2%増の1兆1139億円(2019年同期比11.6%減)となった。
日本人国内延べ旅行者数は、前年同期比12.0%増の1億4179万人(2019年同期比16.3%減)。内訳は、宿泊旅行が同14.8%増の8031万人(2019年比15.5%減)、日帰り旅行が同8.6%増の6082万人(2019年比17.3%減)。
一方、日本人国内旅行の1人1回当たり旅行支出(旅行単価)は、前年同期比3.3%増の4万4361円(2019年同期比12.2%増)。宿泊旅行が同2.8%増の6万4450円(2019年同期比12.8%増)、日帰り旅行が同2.2%減の1万8118円(2019年同期比6.9%増)などと、物価高の影響も見てとれる。