国連 、観光での気候変動対策として資金調達の枠組み構築、CO2排出削減と収益性の両立へ

国連世界観光機関 (UNWTO) は、国際コンソーシアム「NOAH Regen」と共同で、観光分野における気候変動対策への資金提供を強化する「UN NetZero Facility and Re-PLANET Capital Fund」を立ち上げた。この仕組みは、海洋生物の作用によって大気中から海中へ吸収された二酸化炭素由来の炭素であるブルーカーボンや循環型ビジネスモデルなどに向けて、観光での環境対策を進めつつ収益性を上げる金融ガバナンスを促進していくもの。

NOAH Regenは、海洋国に生態学的改善を迅速に進めるための包括的なソリューションを提供する国際コンソーシアム。

この取り組みでは、多様な資金源を統合する方法で、喫緊の気候変動問題に対処する基盤を提供する。また、ブロックチェーン技術を利用して、透明性のある資金調達と送金を実現し、リアルタイムの追跡と説明責任を果たしていく。さらに、透明性を持って、資金の流れを追跡していく。

この仕組みでは、UNWTOのマルチパートナー信託基金が助成金を拠出。カーボンクレジットの質や合理性、規制と市場との関係、CO2削減における収益性など、資金が求められる気候変動対策に対処する。投資を活用して気候変動に配慮した経済の構築への移行を進めていき、ブルーエコノミーやグリーンエコノミーを促進していく。

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