国連、今後2年間で観光産業が取り組むべき優先事項を117か国で確認、人的資本への投資など

国連世界観光機関(UNWTO)の第25回総会がウズベキスタンのサマルカンドで開催され、70人の閣僚級代表を含む117か国から代表団が集まった。

UNWTOズラブ・ポロリカシビリ事務総長は、開会にあたり、「私たちはパンデミックの嵐を乗り越えた今、観光の長期的な変革を達成する機会を持っている。世界の観光業界に真の遺産を残していく」と挨拶した。

総会の前には、「2030年への旅: 変革された観光セクターのビジョン」を発表。その中で、今後1年間の観光分野で取り組むべき優先順位とそれらを達成するための行動計画が示された。

総会では、スペイン・マドリードで開催された前回総会以降のUNWTOによる取り組みの成果が報告された。その中では、過去2年そして今後2年間に取り組むべき優先事項として、教育・雇用などの人的資本への投資、起業家の育成と投資、持続可能で環境に配慮した観光の推進、競争力と回復力の強化が挙げられた。

このほか、総会では、ベリーズが新しい加盟国として承認された。これで、加盟国は計160カ国となった。

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