ANAあきんどの代表取締役社長である原雄三氏が、2024年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
原氏は着任初年度となった2023年について、人々の移動や活動がコロナ前に戻ってきたことを実感した1年であり、自身もできるだけ多くの地域に足を運んで意見交換し、地域の魅力を再発見する取り組みに力を入れたと述懐。
2024年はANAグループの航空セールスと地域創生をANAあきんどが牽引するとともに、グループの各社が取り組む地域創生事業をさらによい形で連携させ、地域の発展、自社エアライングループの発展につなげていくなどと意気込んだ。世界情勢や市況は不透明な状況だが、全国で働く社員一丸となり、地域とともにワクワクする日本の未来創りに取り組むとしている。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
年頭所感 ~地域の皆様とワクワクを実現する~
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、国内のレジャー需要、国際の訪日需要が進み、ANAグループ連結決算としても第二四半期においては過去最高の利益を計上することができました。これも皆様のご支援のお陰です。心より感謝を申し上げます。
私が2023年4月に着任してから9か月が経ちました。2023年は人々の移動や活動がコロナ前に戻ってくる実感を大いに感じる1年でした。着任初年度として、できる限り多くの地域に足を運び、地域の皆様と多くの意見交換をさせていただきました。地域の皆様と同じ目線で、ワーケーションや物販イベントなど、地域の魅力を再発見する取り組みにも力を入れた1年でした。
また昨年は、これまで注力してきたANAのふるさと納税が、「2023年 ふるさと納税サイトランキング」において、3年ぶり2度目の総合1位評価をいただくことができました。ANAあきんどが取り組む、地域活性化の主力の一つであるふるさと納税が、地域の皆様やANAをご利用いただく皆様に喜んでいただいた結果となり、大変光栄に感じております。
2024年は、ANAグループの航空セールスと地域創生をANAあきんどが牽引し、これまで以上に発展させてまいります。今年は、ANAグループの各社が取り組んでいる地域創生事業をさらに良い形で連携させ、地域の発展、加えて我々エアライングループの発展につなげてまいります。また、需要回復の基調をしっかり掴み、人々の移動を喚起させるような取り組みを、旅行会社の皆様や関係各所の皆様と行なってまいります。
世界情勢や市況が不透明な状況ではありますが、ANAあきんどは、全国で働く社員一丸となって、今年も地域の皆様とともにワクワクする日本の未来創りに取り組んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ANAあきんど株式会社
代表取締役社長 原雄三