ANA、欧州線を拡大、増便や新規就航が続々、下期にミラノ、ストックホルムなど開設、国内線は夏にエンジン点検の影響が解消へ

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ANAグループは、2024年度の航空輸送事業計画を策定した。ANA、Peach Aviation(LCCピーチ)、Air Japanの3つのブランドの強みを最大限活かし、国内線・国際線のネットワークを強化していく。

国際線では、順調に回復している欧州路線について、7月から羽田/ミュンヘン線、羽田/パリ線で毎日運航へ増便、8月から羽田/ウイーン線を再開する。さらに、新型コロナの影響で就航が延期されていた羽田/ミラノ線、羽田/ストックホルム線、羽田/イスタンブール線を下期中に開設することも決めた。

アジアでは、3月31日からは羽田/北京線と羽田/上海(浦東)線をそれぞれ毎日2往復運航に増便。4月16日からは成田/香港線を再開する。

このほか、今年、国際線に就航する新ブランドAir Japanは、4月中に2号機を受領することに合わせて、4月30日から成田/バンコク線を毎日運航に増便する。

国内線については、今年1月から対応しているP&W社製PW1100G-JMエンジン点検に伴う影響は段階的に解消し、7月下旬からは、ほぼ全便運航となる。2024年度のANAおよびPeachの合計提供座席数は2023年度を上回る見込み。

また、ANAはボーイング787-10型機を増強し、需要の旺盛な路線に投入。Peachは、成田・関西=/札幌線、成田/沖縄線を増便する。

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