エアビーアンドビーは、2023年第4四半期および通期の営業実績を明らかにした。第4四半期の宿泊および体験の予約数は前年同期比12%増の9900万件となり、第4四半期としては過去最多。予約額(GBV)も同15%増の155億ドル(約2.4兆円)に達した。
予約の伸びに伴い、収益も同17%増の22億ドル(約3300億円)と増収。純損失は3億4900万ドル(約541億円)となったものの、一時的な源泉徴収費用と宿泊税引当金を除くと、調整後純利益は4億8900万ドル(約734億円)となり、前年同期の3億1900万ドル(約479億円)を上回った。調整後EBITDAは同46%増の7億3800万ドル(約1107億円)。
2023年通期の予約件数は前年比14%増の4億4820万件で、予約額は同16%増の733億ドル(約11兆円)。収益は前年比18%増の99億ドル(約1.5兆円)、調整後純利益は48億ドル(約7200億円)、調整後EBITDAは37億万ドル(約5550億円)。
2023年にはホスト総数が初めて500万人を突破。常時ゲストを迎え入れているアクティブリスティング数は、年間でおよそ120万軒増えて、770万軒となった。同社によると、特にアジア太平洋と南米での伸び率が高ったという。
同社のブライアン・チェスキーCEOは、「2023年はコアサービスで20以上のアップグレードを実施。ホスト数が初めて500万人を超え、世界的なアクティブリスティングの数が過去最高になるなど、2023年は当社にとって素晴らしい年になった」とコメントしている。
このほか、2024年第1四半期の予想も発表。今年はイースター休暇に重なることから、収益は前年同期化で12%~14%増の20億3000万ドル(約3045億円)~20億7000万ドル(約3105億円)の間と予想している。
※ドル円換算は1ドル150円でトラベルボイス編集部が算出