国土交通省は、2024年度の高速道路休日割引の適用条件を見直す。交通混雑期における交通分散の観点などから、2022年度からゴールデンウイーク、お盆および年末年始は割引を適用していないが、2024年度以降は9月のシルバーウィークについても適用しないことを決めた。
また、その他の3連休などでも、交通混雑が見られることから、今後の高速道路の利用状況を踏まえながら、2025年度以降も引き続き、3連休などの休日割引の見直しを高速道路会社と検討していく。
高速道路料金については、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ」で、観光需要の分散・ 平準化に向けて、割引の適用条件を含めて休日と平日のバランスの見直しを進める方針が示されていた。
このほか、観光周遊の促進を目的に実施している周遊パスについて、平日利用を促進するために割引率を拡充しているが、利用をさらに拡大させるため、周遊プラン造成に関する問い合わせ窓口を常設するとともに、自治体などに対する説明会を開催する。