春の国内宿泊旅行、若者層ほど旅行意向が高い傾向、行先の人気トップは東京、北陸への交通は新幹線の人気高まる

じゃらんリサーチセンターは、今春の「国内宿泊旅行ニーズ調査」を実施し、その結果を明らかにした。

それによると、 ゴールデンウイーク(GW)を除く2024年3月~5月(春)に「旅行に行く予定である」割合は17.7%、「まだ予定はないが、旅行に行きたい」割合は23.4%。4月27日~5月6日のGW期間で「旅行に行く予定である」割合は7.0%、「まだ予定はないが、旅行に行きたい」割合は19.3%となった。

男女共に若年層(10代/20代)の旅行意向が高く、「旅行に行く予定である」割合は、春では男性が18.6%、女性が20.4%、GWでは男性が20.6%、女性が22.1%。

行き先トップは、春、GWとも東京都。春は大阪府、北海道、福岡県、沖縄県が続き、GWでは北海道、福岡県、静岡県、京都府の順となった。東京都での旅行目的は、春、GWとも「まちあるき・散策」。そのほか、トップ5の中では、大阪府が「テーマパークなど」が1位となったが、その他はすべて「地元のおいしいもの食べる」が1位となった。

北陸への交通は新幹線延伸効果も

春の旅行費用については、全体の宿泊費の中央値は1万5000円、交通費の中央値は1万円、現地消費金額の中央値は1万5000円。GWの1人当たりの交通費を除く項目別支出予定金額の中央値の合計は3万5000 円で、平均値の合計は4万3300円。年末年始の中央値に比べて1万円増加した。

また、北陸への交通手段についても調査。春、GWとも「新幹線・特急列車」と回答した割合は約30%となった。年末年始は31.4%だったが、それ以外の冬の時期は18.8%だったことから、北陸新幹線延伸効果が表れる結果となった。

このほか、持続可能な観光について、旅行意向ありの人のうち、75.0%が「混雑している旅行先を避けたい」、75.0%が「伝統文化や景観の保全をしている地域を選びたい」、63.7%が「環境負荷の低いものや方法を選びたい」、66.9%が「地域の商工業者や農林水産業者を応援したい」それぞれと回答した。

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