メッセ・ベルリン・アジアパシフィックは2024年10月23~25日、シンガポールで国際会議「ITBアジア2024」を開催する。世界最大の旅行・観光産業の国際見本市「ITBベルリン」のアジア版に位置付けられるもので、今回で17回目。B2Bの旅行展示会と旅行業界のキーパーソンが登壇するワークショップやセミナー、参加者どうしの交流イベントなどで構成されている。
ITBアジアの参加者数は例年、約1万3000人、出展企業・団体は1300社。観光旅行に加えて、法人旅行、MICE、旅行テクノロジーなど幅広い分野に従事する旅行関係者が集まる場となっている。これに加えて、MICEに特化したイベント「MICEショー・アジア」と、旅行テクノロジーを取り上げる「トラベルテック・アジア」も同じ会場で同時開催しており、参加登録者は同3つの会場にアクセスできる。
※トラベルボイスはITBアジアの公式メディアパートナーです。
いずれのイベントも、バイヤーの6割以上がアジア太平洋地域から参加。トラベルテックでは全参加者の8割以上が同地域となっている。
一方、ITBアジアへの出展企業・団体は、アジアに加えて欧州、南北アメリカ、アフリカ、中東など世界各地から参加する。業種も多岐に渡り、観光局、航空会社、空港、ホテル、テーマパーク、観光アトラクション施設、ツアーオペレーター、デスティネーション運営組織、クルーズ、スパ、MICE関連施設、旅行テクノロジー企業など。なお2024年は、公式パートナー・ホテルとしてザ・アスコット社を迎える。
2023年来、アジアの旅行市場が力強い回復を続けているなか、今回はさらに多くの出展者と参加者が集まる見込みで、例年以上に活気あふれるイベントになりそうだ。
メッセ・ベルリン・アジア太平洋のエグゼクティブ・ディレクター、ジョイス・ワン氏は「アジアからのアウトバウンド旅行者が戻ってきたことにより、2023年は旅行マーケットが順調に拡大した。第17回目を迎える今年は、こうした勢いがさらに加速しているなかでの開催となり、非常に楽しみだ」とコメント。
さらに「素晴らしい出展企業・団体が多数、集まる予定なので、参加者の間で深いインサイトを共有し、様々な連携が生まれる機会にもなるだろう。ビジネス、ネットワーキング、そしてイノベーションの最高峰であり続けることで、みなさまの期待を超えるITBアジアをお届けする」(同氏)との自信を示した。
一方、同時開催されるトラベルテック・アジアは、旅行テック企業やスタートアップが多数、参加するマーケットプレイスで、最前線のテクノロジーや注目トレンドを知るために欠かせないイベントとして年々、注目が高まっている。
MICEショー・アジアには、MICE代理店や企業法人、協会団体などがバイヤーとして訪れ、出展企業との間で、最新プロダクトやサービスについての商談を行う。MICEに特化したテーマを取り上げたカンファレンスも開催される。
ITBアジア 開催概要
- 開催日:2024年10月23日~25日
- 会場:マリーナ・ベイ・サンズ(シンガポール)
- イベント詳細
- ITB Asia 2024 特設サイト
- MICE Show Asia
- Travel Tech Asia
※プログラムの詳細やスピーカー一覧などは、随時更新中。
- 参加申し込み(ITB Asia、MICE Show Asia、Travel Tech Asia共通)
※2024年9月22日まで、旅行関係のビジターを対象とした早期割引料金あり