Trip.comグループ、戦略的ビジョンを発表、AIで12言語対応、「Hotel + X」の予約が大幅増加

トリップ・ドットコム・グループ(Trip.com Group)は2024年5月下旬、上海でグローバル・パートナー・カンファレンス「Envision 2024」を開催し、今後の戦略的ビジョンを発表した。AIを軸としたイノベーションとテクノロジーの発展に継続的に投資していくことを明らかにした。

同グループのジェームズ・リャン共同創業者兼会長は、「TripGenieなどのAIを活用してテクノロジーとコンテンツを融合させることで、カスタマーサービスやマーケティングを強化し、利用者に最高の価値を提供していく」と述べた。

AIトラベルアシスタントのTripGenieは現在9言語の音声と文字に対応しており、それにイタリア語、オランダ語、マレー語を追加する予定で、12言語とする。

同グループのジェーン・スンCEOは、2023年の業績について説明。グローバルの収益は前年比100%の成長を記録。2024年第1四半期も好調なスタートとなり、前年から80%以上拡大していることを明らかにした。また、アジア太平洋地域への大型投資や、それ以外の地域へのさらなる事業拡大の計画にも言及した。

さらに、スンCEOは中国へのインバウンド需要の潜在性についても触れ、ビザ免除対象国の拡大、円滑な決済の推進、上海で始まった無料「レイオーバー・トランジット・ツアー」を始めとする観光プロモーション戦略、中国の魅力を紹介するマーケティングキャンペーンなどについて説明した。

「Hotel + X」の予約件数が大幅増加

同グループは、各ビジネス部門の業績についても紹介。まず、ホテル予約では、部屋と体験を組み合わせる「Hotel + X」を提供するホテルが8000軒を超え、予約件数が大幅に増加。プリファード・パートナー・プログラムには2000以上のパートナーが参加し、Trip.Bestは、新たに加わった 「ブティックホームステイ 」や「新規オープンホテル」などを含む11のテーマで世界中の2万以上のホテルに拡大した。

フライト予約は、中国の国内旅行が過去最高の成長を記録し、海外旅行も好調。国際鉄道事業では、欧州に事業を拡大し、国際列車のチケット販売が2023年下期に倍増したほか、2024年初旬の業績は前年比122%増になったという。

バケーションパッケージの売上も過去最高を記録。今後1年間で16の旅先と8つの対応言語を追加し、世界的にチケットサービスを拡大する。また、レンタカーサービスはタイや日本などでも展開予定。

このほか、フィンテックでは、35通貨と全国際カードスキームでの決済および25の現地代替決済に対応。航空券、ホテル、レンタカーを対象としたグローバル保険の適用範囲を拡大し、TripLinkではパートナーにプレミアム決済ソリューションの提供を始めている。 

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