静岡県、富士山の登山者をオンライン管理、ルールを事前学習、通行料は無料、人数規制なし

静岡県は、富士登山シーズン(2024年7月10日~9月10)に静岡県側の登山口(富士宮・御殿場・須走ルート)からの入山者を対象に、現地ツアー予約サイトKKdayのチケットシステムを活用した入山管理の試行を開始した。通行料は無料で、人数規制はおこなわない。

山梨県側の吉田ルートでは、今夏からシステムによる予約制となっているが、静岡県側の3ルートで導入される登録システムは、事前予約ではない。登山日時や山小屋の宿泊予約の有無などを事前登録し、ルールやマナーの事前学習を促すもの。また、管理する県有地を持たない静岡県では、通行料は徴収はおこなわず、富士山保全協力金1000円の支払いを求める。

登録システムは、KKdayが提供するチケット管理システムrezio(レジオ)を導入し、事前登録のオンライン化と電子チケット化を実施。日本語を含め、17言語に対応する。.9名までの個人向けと、10人以上の団体向けの登録サイトが用意されている。

登山者は、入山前に登録サイトで、登山計画の記入と富士登山のルール・マナーについて事前学習をおこなった後、指定されたチェックポイントで電子チケットを提示、認証を受けると、スムーズに入山することができる。事前登録がない場合は、各登山口の五合目でビデオ視聴などによる登山前学習が必要になる。

「富士山保全協力金」および「富士山寄付金」のオンライン納付も開始。これは、富士山の環境保全や登山者の安全対策を目的としたもの。対象者は、五合目から先に立ち入る来訪者で料金は1人1000円。納付した人には、富士ヒノキを使用したオリジナル富士山保全協力者証を現地(または郵送)で渡す。

報道資料より

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