Naru Developments(ナル・デベロップメンツ)社は2024年秋、岡山県・倉敷美観地区に料理宿「撚る屋(よるや)」を開業する。明治期に呉服屋の別邸として建てられた後、30年以上地域の旅館として愛されていた築110年ほどの建物を、客室とレストラン、カジュアルなバーを複合させた宿としてリニューアルする。
客室は30平米のスタンダードから76平米のスイートまで5タイプ、13部屋を用意。レストランでは地元の山海の幸を調理した料理を提供する。バーは宿泊者以外の地域の人々にも気軽に立ち寄ってもらえるようにする。
宿名である「撚る屋」の「撚る(よる)」は、植物が持つ柔らかさと手作業を重ね合わせた言葉。倉敷はかつて繊維産業が盛んで、現在もクラフトマンシップが残っていることから、街らしさを表現するために名づけたという。