観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、2024年5月(第2次速報)の外国人延べ宿泊者数は、2019年同月比39.4%増の1356万人だった。都市部と地方部の比較では、三大都市圏は59.0%増の976万人泊、地方部も5.9%増の381万人泊となった。
都道府県別で見ると、2019年比の伸び率の高い順に石川県(148.6%増)、愛媛県(114.2%増)、東京都(97.9%増)、福島県(86.9%増)、神奈川県(76.1%増)、福岡県(71.4%増)、広島県(59.8%増)などとなり、いわゆるゴールデンルート以外の地域の宿泊者数が増えていることがわかる。
国籍(出身地)別の延べ宿泊者数は、1位が中国(185万人)、2位が韓国(144万人)、3位が台湾(135万人)、4位が米国(132万人)、5位が香港(58万人)。2019年同月比で見ると、ドイツ(116.0%増)、カナダ(111.5%増)、米国(93.8%増)で、欧米市場の伸びが高い。