【年頭所感】阪急交通社 代表取締役社長 酒井淳氏 ―全ての事業分野で、さらなる高みを

阪急交通社代表取締役社長の酒井淳氏が、2025年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

酒井氏は、コロナ後の新しいステージに入る一年と位置づけた昨年について振り返り、国内旅行・海外旅行ともに計画以上の水準で推移し、訪日旅行や団体旅行も順調な結果を残すことができたことに言及した。

2025年は大阪・関西万博の開催を視野に、全ての事業分野でさらなる高みを目指していきたいとの想いを表明。魅力ある旅行商品の開発をはじめ、ソフト面の品質管理をしっかりおこない、顧客満足度向上に注力していくほか、経営資源の効率化や企業価値の向上、将来のサステナブル経営の礎となる健康経営を推進するとの考えを示している。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


年頭所感 新年を迎えて

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

旧年におきましては、当社は「コロナからの完全回復の年とし、さらなる進化を遂げていく」ことを目標に、全社員が一丸となって事業に取り組みました。商品企画の工夫や販売展開の拡大により、国内旅行・海外旅行ともに計画以上の水準で推移したほか、訪日旅行や団体旅行も順調な結果を残すことができました。

今年はいよいよ大阪・関西万博が開催されますが、関西圏はもちろんのこと、日本経済全体への経済効果が期待されています。当社としても、この機会を最大限に活用し、現在受注している事業の運営を円滑に行うとともに、全ての事業分野において、さらなる高みを目指して取組みを強化します。

ここ数年のコロナ禍や物価上昇という社会環境の変化を経て、お客様に購入いただく旅行

商品の価格も上がり、またニーズの多様化も一層進みました。付加価値を高めたり、テーマやストーリー性を持たせた魅力ある旅行商品の開発を進めることは勿論のこと、一方でオペレーションやアフターサービスなどソフト面の品質管理をしっかり行い、お客様の満足度向上のための努力をこれからも大切にしてまいります。

旅行業界におきましては、人材不足、労働時間の増加は継続的な課題となりますが、当社では、こうした状況をふまえて、昨年秋から新たな次世代基幹システムの開発を進めています。経営資源の効率化や企業価値の向上を目指し、企業基盤の整備に取り組んでいるところです。今年におきましても、将来のサステナブル経営の礎となる健康経営を推進し、社員にとってワークライフバランスが充実する年になるように、新たな一年を目指してまいります。

株式会社阪急交通社

代表取締役社長 酒井淳

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