内閣府の景気に関する月次調査「景気ウォッチャー調査」で、景気ウォッチャーの現状判断DI値が2012年11月以降、4カ月連続で上昇し、宝飾品や高級時計など高額品の消費傾向に関するコメントが増加している。
2013年3月27日に発表した今週の指標「Topics of Economic Indicators」によると、2013年2月の高額品コメント数は48となり、2012年10月の19から約2.5倍に増加。地域と業種別では全国11地域、15業種のうち、高額賓コメントがあったのは7地域、8業種に拡大した。業種の詳細では12月には商店街、一般小売、百貨店等であったが、1月以降は高額の海外旅行、住宅販売にも波及したという。
なお、全体のコメントに占める高額品コメントの割合は、全国平均は1.6だが、平均を上回ったのは近畿が3.6、南関東が2.7、九州が2.4、中国が1.8の4地域だった。