2013年夏ボーナス、平均は0.8%減の54.4万円、旅行の消費意欲は前年並み

購買支援サイト「価格.com」が実施した調査によると、夏のボーナス推定平均支給額は前年比0.8減の54.4万円となった。大手企業の支給予想額を7.37%増の84.6万円と2年ぶりに増加の見込みとした経団連の発表とは、対照的な結果となった。

性年代別では、20代が3.5%減の33.8万円、30代が2.9%減の42.9万円となり、若年層の支給額が減少。50代も4.4%減の61.7万円となり、大きく落ち込んだ。男性は0.8%減の54.4万円の微減だが、女性は10.2%増の44.0万円の2ケタ増となっており、男女間で差が出ている。

また、業種別では金融業が11.6%増の88.6万円と唯一の2ケタ増。企業規模別では100人~300人未満の中堅企業が5.5%増の47.9万円と伸びた以外は、微増またはマイナスとなった。ボーナス増加は、かなり限定された業種・規模の企業になるようだ。

ボーナスの使途では、「貯金」の使用割合が70%と例年通り最も多く、平均金額は6.0%増の18.1万円。「旅行・外出」は、国内が1.1ポイント増の40.4%と4番目に多く、平均金額は5.8%減の5.9万円。海外は8.2%、15.8万円で、利用割合と平均金額ともにほぼ前年並みの結果となった。動きが大きかったのが6位の「金融商品の購入・外貨預金」で3.1ポイント増の11.4%、平均金額は29.3%増の16.5万円となった。

同調査は2013年5月16日~22日まで、価格.comのID登録ユーザーを対象にウェブ上で実施。回答者数は4952人。

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