Googleは、2013年7月23日から世界文化遺産に登録された富士山のストリートビューを公開した。Googleは、この公開にあたって3日間かけて富士吉田ルートの1合目から山頂までを撮影。お中道を含む1~5合目、5合目から山頂、お鉢、下山道を撮影しており、今回の公開された富士山のストリートビューはパノラマ写真約14000枚を使用している。
この撮影にはメディアとしてCNNが同行。富士登山を初めて登山するリポーターが、山頂に向けて撮影を進めるストリートビューのトレッカーチームを追いつつ、富士山の魅力を伝える番組を制作した。放映予定は以下のとおり。
- 「News Stream」 7月22日(火) 21:00-22:00
- 「CNN Newsroom Live from Hong Kong」 7月23日(水) 07:00-09:00
今回、Googleに撮影協力をした山梨県の知事、横内正明氏は世界文化遺産登録後のタイミングで今回の撮影が行われたことについて「富士山をより深く知っていただけるもの」とコメント。また、「こうした情報が富士山を登山する方々の準備に使われることで、安全な登山への呼びかけにもつながると信じています。」として、今後世界中から訪れるであろう旅行者が安全な富士登山に活用することに期待感を示した。
なお、Googleのストリートビューは、これまでグランドキャニオンや南極大陸、グレートバリアリーフなども撮影、掲載しており、撮影には15個のレンズが付いた360度撮影可能な撮影機材トレッカーを使用して撮影している。