一番信頼できる情報ソースは?首位に「クチコミ」、共感するのは「お得」

ニールセンが発表した、広告の信頼度に関するグローバル調査結果によると、日本の消費者が最も信頼する情報ソースは「クチコミによる推奨」(79%)で、2007年の調査時から4ポイント増加した(完全に信頼/ある程度信頼の合計)。従来型広告の信頼も依然高く、新聞広告(63%)、テレビ広告(62%)、雑誌広告(50%)の順。

一方、オンライン広告では登録型電子メールマガジン(51%)は唯一半数を超えたものの、検索連動型広告(39%)、オンライン動画広告(39%)、SNS上の広告(36%)は3割台。各国でオンライン広告の信頼度が高まっているのに対し、日本は世界平均と比べると全体的に低い数値となった。企業が自社で管理するウェブサイトなどのオウンドメディアへの信頼度も世界的には上昇しているが、日本は64%で2007年調査時と変わらない。また、口コミ、従来型広告、オンライン広告のいずれも世界平均を下回っており、日本の消費者は広告に対する信頼度が低いことが判明した。

広告内容で最も共感するものは「お得感がある・価格重視」(48%)で、世界平均の38%を大きく上回った。次いで、「日常生活を描いている」(44%)、「ユーモアのある・楽しい」(32%)、「家族中心」(22%)と続く。世界平均では「ユーモアのある・楽しい」(47%)、「日常生活を描いている」(46%)の方が高く、日本の趣向は他の国々とは異なるようだ。

なお、同調査は58ヶ国2万9000人以上のインターネットユーザーを対象に、合計19種類のメディアに対する信頼度を計測した。


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