JTB中国四国、伊・老舗カフェと合弁会社、相互交流と地域活性化目指す

JTB中国四国はイタリアの老舗カフェ「カフェ・カリアーリ」と山内交易との共同出資で、新会社「カリアーリ・インターナショナル・ジャパン」を設立する。食文化や芸術、スポーツをテーマに、カフェ・カリアーリの本拠地であるイタリアのモデナと、中国・四国地方との相互交流を行ない、双方の地域活性化を図る。

新会社は本社を島根県大田市、営業拠点を神戸市内に置き(予定)、コーヒーと関連商品の国内販売やコーヒースクーリングの運営、コーヒー店舗の運営のほか、旅行業や相互交流のイベント企画運営なども行なう。発足日は3月中旬で、3月10日には準備委員会を立ち上げた。資本金は995万円(授権資本金4000万円)で、出資比率は山内交易が50.5%、カフェ・カリアーリが30%、JTB中国四国が19.5%。代表には山内交易の大野雅之氏が就任する。

なお、カフェ・カリアーリは1909年にイタリアのモデナで創業し、イタリアでも強いブランド力のある老舗のコーヒーメーカー。山内交易が日本の公式輸入業者を務め、島根県・石見銀山の麓の大森地区に店舗を設置。大都市ではなく、小さな町での開業を希望したカフェ・カリアーリの意向を受け、地域に根差したブランド展開を行なってきた。

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