日本政府観光局(JNTO)は、2013年の1000万人達成への貢献度が著しいとする海外現地関係者に、「JNTO理事長表彰」を行なう。受賞者は、タイ、シンガポール、香港、台湾、韓国の5か国・地域の関係者。
例えば、シンガポールのシンガポール航空(SQ)に対し、シンガポールに加えマレーシアやインドネシアなど周辺国からの送客実績と、共同広告キャンペーン、FAMツアー時の無料航空券の提供など、ビジット・ジャパン事業への全面的な協力による貢献を評価。シンガポール人訪日客の過去最高記録にもつながった。
また、韓国のハナツアーに対しては2013年に開催した単独の旅行博覧会で、東京を推薦旅行地に指定し、関東エリアを中心に訪日商品の販売を促進した。また、7月下旬の汚染水問題の報道後も関東エリアの販売を強化し、訪日需要を下支えして回復に貢献したことを評価した。受賞者は以下の通り。
【JNTO理事長表彰】
タイ:タイ観光サービス協会(TTAA)最高顧問、タイ旅行業協会(ATTA)副会長、泰日旅行業協会(TJTA)会長、ユニタイトラベル社長、タイシンエキスプレス社長、アナーク・シラバチャート氏
(概要)TTAAやTJTAの活動を通じて、双方向の観光交流に尽力。最近は特にタイ発の日本送客にも力を入れ、2月と12月の新潟、花巻へのバンコクチャーター便実施にも貢献した。
シンガポール:シンガポール航空(SQ)
(概要) シンガポールと周辺国からの送客実績と、JNTOとの包括的な連携体制での訪日旅行促進に貢献した。
香港:EGLツアーズ
(概要) 多数のチャーター便ツアーを単独再校し、地方への送客も貢献。鉄道旅行・レンタカー旅行、マラソン大会参加ツアー、サイクリングツアー、ウェディングなど、新しい訪日旅行の造成・販売の実績も上げた
台湾:台湾台國際教育旅行聯盟・總會長・薛光豐氏
(概要) 台湾の訪日教育旅行誘致を開始した2003年から主役的役割を果たし、2013年には実施校182校、生徒数7497名に拡大した。
韓国:ハナツアー
(概要) 震災・原発事故後に回復が遅れていた東京・関東エリアの販売を強化し、訪日需要の下支えと市場回復に貢献