世界大手の広告会社であるWPP(イギリス)の子会社であるカンター・ジャパンは、ブランド価値ランキングを発表した。同グループ傘下でブランド価値評価やコンサルティングを行なうミルウォード・ブラウン・オプティモアがランク付けしたもの。
2014年のブランド価値1位はグーグルとなり、これまで3年連続で1位だったアップルが2位に後退した。ミルウォード・ブラウン・オプティモアによると、グーグル・グラスの開発、AI(人工知能)への投資、Andoroid搭載車の開発など他製品分野でのパートナーシップといった革新的な活動が、グーグルを消費者に強くアピールする結果となったと分析。ブランド価値の評価額は前年比40%増の1588億4300万ドルと算定した。グーグルは2007年以来、上位3以内をキープしている。
また、今年はソーシャルネットワークサービスが急上昇していることも特徴だと説明。昨年100以内に入っていたのはテンセント(21位)とフェイスブック(31位)の2社だったが、今年はテンセントが14位、フェイスブックが21位に上昇したほか、ツイッターが71位、リンクトインが78位と、計4社が100以内に入った。
テンセントのブランド価値評価額は97%増の536億1500万円とほぼ倍増、フェイスブックも68%増の357億4000万円と大幅に増加した。ミルウォード・ブラウン・オプティモアではSNSが単なるツールから生活の一部になったことが、ブランド価値を高めたことに繋がっていると解説する。
ランキングの詳細は下記の特設サイトへ。