太平洋アジア観光協会(PATA)、「サステナブルな未来」を議論する年次サミット2025開催 ―4月21~23日、イスタンブールで(PR)

太平洋アジア観光協会(PATA)は2025年4月21日から3日間、トルコのイスタンブールで年次サミット「PATA ANNUAL SUMMIT 2025」を開催する。

PATAの年次総会のほか、グローバルな観光フォーラムとしてメインカンファレンス、分科会、など複数のセッションから構成されるもの。トルコ観光プロモーション開発局(TGA)、トルコ航空などが協賛する。会場はCVKパーク・ボスポラス・ホテル・イスタンブール。

 ※トラベルボイスはPATAの公式メディアパートナーです。

今年のテーマは「Timeless Wisdom for a Sustainable Future(サステナブルな未来をもたらす普遍的な真理)」。サステナブルな未来の実現に向けて、文化や地域コミュニティの保全について、いつの時代にも当てはまる普遍的な原理原則について議論を深めることで、現在、起きている問題解決や新しい機会の創出に役立てたいとの考え。

なお、希望する参加者向けには、サミットの前後に、イスタンブールの半日ツアーや、アンタルヤ、イズミール、カッパドキアなど、トルコ各地の視察ツアー(有料)も用意している。

カンファレンスの議題と登壇者も続々決定

カンファレンスは22日午後と23日終日の一日半に渡って開かれる。そのほか、PATA理事会や分科会、トルコ文化に親しむワークショップ、参加者が交流を深めるためのネットワーキング・イベントなど複数のプログラムが予定されている。

カンファレンス初日は、TGAバイス・ジェネラルマネジャーのElif Balcı Fisunoğlu氏がトルコにおけるサステナブルな観光の未来に向けた取り組みを紹介。続いて、アゼルバイジャン観光局のFlorian Sengstschmid氏が持続可能な観光を促進する政策や経済成長とのバランスについて、MMGY Globalパートナー兼SIGMUND プロジェクト創業者のAlan Elliott Merschen氏がデスティネーションのストーリー作りやデジタル・キャンペーンについての知見を披露する。パネルでは「気候変動とツーリズム産業の役割」を議題に、GSTCのCEO Randy Durband氏、サステナブル・トラベル・インターナショナルCEO Paloma Zapata氏らが登壇する。

2日目は、旅行トレンド最前線ついて、マスターカード・アジア太平洋地区公共担当のXin Mok氏、トリップアドバイザー業界担当グローバルディレクターのFabrizio Angelo Orlando氏、OAGアビエーションのアジア責任者、Mayur Patel氏が議論。続いて、アマデウスITグループ法人・法務担当責任者兼SVPのJackson Pek氏が航空産業の未来について、アバクロンビー&ケントのインド地区マネジングディレクターのVikram Madhok氏がアジアのアウトバウンド市場概況について話す。

そのほか、ツーリズム産業の労働力問題(BWH Hotelアジア太平洋地区VP・Olivier Berrivin氏、デュシタニ・カレッジ学部長・Simon Lloyd氏)、AI改革(アダーラ上級ディレクター・Bharat Nagpal氏)、デスティネーションにとって最適な成長と受け入れ規模のバランス(TGA・Türkseven氏、ラス・アル=ハイマ観光開発局CEO・Raki Phillips氏)などの議題および登壇者を予定している。

PATAのCEO、ノル・アフマド・ハミド(Noor Ahmad Hamid)氏は、年次サミットについて「世界のツーリズム産業界のリーダーたちが集まり、この産業の未来を左右する課題やトレンドについて考察する思想形成の場である」とコメント。

一方、開催国となるトルコのTGAは、イスタンブールが「文化・歴史遺産と持続可能性にフォーカスした会合の舞台となることに大きな意義を感じている」(同ジェネラルマネジャー代理、Sinan Seha Türkseven氏)と話した。ユネスコ世界遺産21か所、さらに31の無形文化遺産を抱えるトルコでは、その保護・継承に向けて、GSTC(グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会)との間で、国レベルでは世界初となるサステナブル・ツーリズム・プログラム開発の合意契約を結んでいる。

開催概要や申し込み方法は以下のとおり。

開催概要

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