
アジア太平洋航空会社協会(Association of Asia Pacific Airlines :AAPA)の社長会が東京で開催された。AAPAおよび 国際航空運送協会(IATA)によるプレゼンテーションのほか、各社キーパーソンによるパネルディスカッションが行われた。AAPAはアジア太平洋の航空会社16社で構成。航空政策に関わる要望や施策に対する意見取りまとめ、各国行政機関に働きかける組織で、毎年1回社長会を開催している。 *右画像はAAPA事務局長のアンドリュー・ハードマン氏
開会の挨拶に立ったAAPA事務局長のアンドリュー・ハードマン氏は、日本市場の変化について言及。「これまでは日本からのアウトバンド旅行が主だったが、近年では日本へのインバウンド旅行が増加。旅行パターンが大きく変化している」と話し、今後の日本の航空市場の活性化に大きな期待感を示した。また、2020年には東京オリンピック・パラリンピックも開催されることから、旅客輸送の点で航空会社にはさらに大きな役割が求められると付け加えた。
このほか、現在旅客輸送で最大の懸案となっているエボラ出血熱についても触れ、「航空会社が一致協力して対応していくことが大切」と強調した。さらに、航空規制の緩和については、AAPAが共同歩調を取って、各国行政機関に働きかける必要性を指摘した。


なお、社長会の詳細なレポートについては後日掲載する。
(トラベルボイス編集部)