JR、外国人旅行者向け周遊きっぷ発売、白川郷や北陸など観光地広域を網羅

JR東海とJR西日本は、2015年5月22日、訪日外国人旅行者向けの周遊きっぷ2種類を発表した。飛騨高山や白川郷・北陸までを対象とした「高山・北陸エリア周遊きっぷ」は大人1万3500円。伊勢・鳥羽・熊野など三重県の観光名所で利用できる「伊勢・熊野エリア周遊きっぷ」は大人1万500円。いずれも名古屋や大阪を拠点に、海外でも人気の観光地に出向く外国人の利便性に考慮したもの。6月1日より海外の指定旅行会社を通じて順次発売開始となる。

周遊きっぷの対象範囲は以下のとおり。

【高山・北陸エリア周遊きっぷ】

  • 名古屋〜下呂〜高山〜富山間、関西空港~大阪市内~京都~加賀温泉~金沢間のJR在来線、金沢~富山間の北陸新幹線が乗り放題。
  • 世界遺産の白川郷・五箇山へのアクセスに利用できるバスが乗り放題。

 

【伊勢・熊野エリア周遊きっぷ】

  • 名古屋〜松坂〜尾鷲〜熊野市〜新宮〜那智〜紀伊勝浦間、多気〜伊勢市〜鳥羽間のJR在来線が乗り放題。
  • 伊勢神宮や鳥羽エリアの周遊、世界遺産の熊野古道(熊野本宮大社、速玉大社、那智大社等)へのアクセスに利用できるバスが乗り放題。

購入には、海外の政府などが発行した旅券と「短期滞在」資格が必要。海外の指定旅行会社(JTB、日本旅行、近畿日本ツーリスト、東武トップツアーズ、JAL、ジャルパックの)であらかじめ引換証を購入し、日本への入国後にJR東海・JR西日本の指定駅およびJR東海ツアーズの一部支店で周遊きっぷに引換えることができる。

商品情報の詳細は、JR東海やJR西日本のウェブサイトのほか、専用サイト「ツーリストパス」では5言語(日本語、英語、繁体字、簡体字、韓国語)で随時公開予定。


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