中国の大型連休「国慶節」に日本で検索したキーワード、上位に「日本語でなんと言う?」、家電分野トップは「炊飯器」 ―検索大手「バイドゥ」調べ

中国の検索エンジン大手バイドゥ(百度)は、中国の国慶節期間(2015年10月1日~10月7日)に、日本にいる中国人が「百度」(バイドゥ)を使って検索したキーワードランキングを発表した。

それによると、モバイルからの検索では「日文(日本語)」「日语怎么说(日本語でなんと言う?)」「日语(日本語)」「学日语(日本語を学ぶ)」「日本语(日本語)」など、日本語に関するワードが上位に複数ランクされる結果となった。

一方、パソコンからの検索で最も多いのは「家电(家電)」。2位には中国のネットショップ大手「淘宝(タオバオ)」がランクされたほか、「公寓(マンション)」「楼盘(不動産価格)」「住宅(住宅)」といった高価格商品に関するワードが上位になった。

キーワードランキングトップ30は以下のとおり。

百度:報道資料より

家電分野に特化した検索状況をみると、モバイル経由の1位は「电饭煲(炊飯器)」、2位「电动剃须刀(電気ひげそり)」など、比較的価格帯の安い商品を検索する傾向がみられた。一方、パソコン経由の検索では、1位「电视机(テレビ)」、2位「电脑(パソコン)」、4位「洗衣机(洗濯機)」などの大型家電が目立つ結果となっている。

家電分野の検索ランキングは以下のとおり。

百度:報道資料より

同社ではこれらの結果から、比較的低価格な化粧品や医薬品などは「買い物リスト」をもとにすぐ購入するのに対して、不動産を含め高価格な商品は購入直前まで検討を継続し、購入判断を行う傾向にあると分析している。

なお、テーマパーク分野の検索ワードで上位となったのは、「大阪环球影城(ユニバーサルスタジオジャパン)」で、「东京迪士尼海洋(ディズニーシー)」「东京迪士尼乐园(ディズニランド)」を超える結果を記録した。

また、たべものに関する検索ワードの特徴として、「納豆」(全体の57位)が、「ラーメン」(116位)、「寿司」(309位)を抑えてトップを記録。「納豆」の検索数は、「寿司」の3倍以上になったという。

この調査は、調査期間中の検索頻度が高い2万ワードを対象に、その検索数をランキング化したもの。全体的にモバイルからの検索頻度が高かったものの、例えば10月2日の時間帯別の検索数では、22:00~5:59まではPC端末での検索がモバイルを上回るといった傾向もみられた。


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