オーストラリア政府観光局(TA)は2015年12月の日本人渡航者数が前年比12.5%増の3万6000人となったと発表した。低迷する海外旅行市場において、航空座席数の増加や旅行先としての魅力が再び注目され、マーケットシェア拡大に繋がる兆しだとしている。
増加を牽引したのは、2015年8月のカンタス航空(QF)による羽田/シドニー線、成田/ブリスベンの就航。さらに12月には全日空(NH)が羽田/シドニー線を開設し、航空座席数が拡大したことが最大の要因だ。これに、オーストラリア政府観光局や各州政府観光局のプロモーションが後押ししたとする。
2016年1月以降も2ケタ増での成長を見込む。オーストラリア政府観光局では多様なプロモーションを展開し、パートナーとともに日本での“サードウェーブ”(第3のブーム)を牽引したいと考えている。