人型ロボット「Pepper」でホテル対応の音声認識・機能、個別開発で宿泊客の意図に合った言葉でおもてなし

ソフトバンク・テクノロジーの100%子会社で、モバイルやロボットのアプリケーションを開発するM-SOLUTIONSは、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル向けに、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の「音声認識・機能」を個別開発した。

「音声認識・機能」とは、音声認識ワードで設定した言葉をPepperに話しかけると、Pepperが応対し、動作できる機能のこと。話しかけられた内容に対し、Pepperの所有者が意図する動きや回答ができるとは限らなかったが、今回はインターコンチネンタルホテルの意図に即した応対内容を個別開発した。

イメージは以下の画像の通り。「食事」「おなかがすいた」「レストラン」などのキーワードに対して、応対動作として「レストランの紹介」を登録。Pepperに「おなかがすいたんだけど」と話しかけた利用客に対して、Pepperが音声応答しながら胸のタブレットでのレストラン閲覧を促せるようになる。

発表資料より

インターコンチネンタルホテルでは、今後も音声認識のキーワード設定を増やしていくほか、周辺施設とも連携するなど、Pepperによるおもてなしを拡充・向上させていく予定だ。

M-SOLUTIONSによると、Pepperを設置するカフェやショップ、銀行、ホテルが増えるなか、所有者の希望通りの回答を望むニーズが増えてきている。Pepperがうまく反応しない時には、利用客から不満の声があがることもあるという。7月にはM-SOLUTIONSのPepper動作設定アプリ「Smart at robo Pepper」の標準機能として提供できるよう、準備を進めるとしている。

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