日本人の旅行予約サイト選びの決め手は「価格」「レビュー」「検索機能」、「おすすめ」提案の希望は半数以上

GDSアマデウスは世界15か国の旅行者を対象に実施した意識調査で、日本の旅行者の回答をまとめた結果を発表した。

これによると、日本人旅行者がオンライン旅行会社を選ぶ際に最も重視する要素は、「サービスに見合った価格」(45%)が最も多く、全体の半数近くを占めた。次いで2位が「ユーザーレビュー」(34%)、3位が「効率的な検索機能」(19%)。オンラインでの調査と予約にかかる時間について、2年前より「長くなった」(30%)との回答が「短くなった」(23%)を上回った。また、「同じ商品が他で安く見つかった」、「検索結果画面に表示のなかった追加料金や手数料があった」ことが理由で、予約を中断した経験のある人が、それぞれ5人に1人(18%)あることも判明した。

アマデウス発表資料より

旅行先の検討に影響を与えるものでは、「旅行ブログやウェブサイト」(44%)などオンライン上の情報が最多だったが、「旅行雑誌」(34%)、「テレビの旅行番組」(31%)、「友人や家族の薦め」(28%)など、情報経路は多岐にわたる。また、環境に配慮した旅行になるのであれば、旅先や日程の変更を考慮するとの回答も4割に及んだ。

さらに、日本人旅行者の半数以上がよりパーソナライズされた「おすすめ」の提案を希望。よりスピーディーに、またはパーソナライズされた予約のための「個人データの共有は構わない」(49%)とする人が約半数に達した。

特に「フライト体験(座席や食事などの選択)を自分で管理できる」(77%)を重視する人は約8割に及び、よりパーソナライズされたサービスや割引を受けるために「ロイヤリティプログラムに加入する」(53%)と回答した人も半数を超えた。

同調査は2019年11月、過去1年以内にオンライン旅行会社を利用した世界15か国の旅行者へのインタビューで実施。日本人の回答者数は1005人だった。

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