HISホテルホールディングスは2020年4月24日、会社・職場近くの「変なホテル」を1泊2000円の特別価格で販売すると発表した。通勤時の密集を少しでも回避することで、通勤時の感染リスクや家族への感染不安を軽減するのがねらい。「変なホテル」はロボットチェックインを導入しており、ホテルスタッフの接触頻度・機会が少ないのもポイントだ。
全国14軒の「変なホテル」で企画する。たとえば、「変なホテル東京 西葛西」は、東京都江戸川区に会社・職場がある人のみを販売対象とするなど、通勤時の密集回避を目的にする。Wi-Fi完備でテレワークを促すだけでなく、通勤が減った分、睡眠時間を確保し体力を回復してもらう効果も見込む。
販売価格は素泊まり、サービス料込・税別で一律1泊2000円。ホテルスタッフ、宿泊客へのマスク着用、ロビーへの手指消毒液設置、館内全体の消毒清掃など感染防止策も実施する。チェックイン時に名刺、定期などを提示してもらい、会社・職場の所在地を確認する。