日本航空(JAL)は、2020年3月の輸送実績を発表した。それによると、新型コロナウイルスの影響で大幅な運休・減便を行ったことから、旅客数は前年比73.8%減の20万7320人。供給を表す座席キロ(ASK)は同26.4%減だった一方で、需要を表す旅客キロ(RPK)は同67.1%減と大幅な減少に。搭乗率も36.5%と低水準に終わった。
これにより、2020年度通期の旅客数は同9.3%減の827万7987人となった。搭乗率は64.4%。
3月の方面別旅客数では、中国線が同95%減、韓国線が同92.3%減など軒並み大幅に減少した。通期では、米大陸線とオセアニア線のみが前年を上回った。
3月は国内線も大きな打撃を受け、旅客数は同57.1%減の131万8751人。ASKが同18.4%減に対して、RPKは同58.4%減。搭乗率は38.3%に落ち込んだ。
通期の旅客数は同3.1%減の3378万3710人。搭乗率は70.3%。