日本からベトナムに出張者ら440人が渡航へ、国際的な往来再開の第一歩、帰国者の14日間待機中のビジネスも容認

茂木敏充外務大臣は2020年6月23日、日本からベトナム行きの臨時便が運航されることになったことを明らかにした。在ベトナムの日本人商工会議所がアレンジするもので、日本人駐在者、出張者の約440人がベトナムに6月25、26、27日に渡航する予定だ。日本政府は18日、日本とベトナムとの間の往来に関する制限を部分的、段階的に緩和することを発表しており、「両国間で合意した後、初めての日本からの渡航になる」(茂木外相)。

渡航者はベトナムが指定する新型コロナウイルス防止対策手続きに従って入国する。一方、短期間で日本に帰国する人については、14日間の待機中の行動制限中も限定的なビジネス活動を認める方針。18日の新型コロナウイルス感染症対策本部で決定した入国前のPCR検査証明、アプリによる位置情報の保存、事前活動計画書提出などの防疫措置を講じることが条件となる。

ベトナムは3月22日からすべての国・地域からの外国人の入国を原則禁止しており、ハノイ空港、ホーチミン空港も国際線旅客便受け入れを停止している。また、外務省南東アジア第一課によると、ベトナムの累計感染者数は23日現在349人で、回復者が328人、死者数がゼロ。人口1万人あたりの現在の累計感染者数は0.0369人となっている。

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